本葬やお別れ会などが行われることが前提
2020年11月05日
先日、まだ若くて有望な俳優が亡くなり、密葬が行われたことがメディアで伝えられました。そのことをきっかけに、密葬について考える機会になりました。そもそも、密葬というのは本葬やお別れ会などを執り行うことを大前提としています。
特に、著名人の場合には家族や親しい人だけで密葬を行い、その後、会社関係がお別れ会や偲ぶ会などを主催することがほとんどです。しかし、一部例外があります。不慮の事故などで亡くなった場合、あまり大事にしたくないという遺族の希望から、密葬が行われることも時々あります。
そうした場合については、後日お別れ会が行われたり、本葬が行われることもなく、しめやかにひっそりと密葬が執り行われます。ただし、著名人の場合、生前の人付き合いも派手であり、関係する人が多いことから、密葬だけというケースは少ないです。
それというのも、ファンのためにお別れ会が催されたり、有志によって偲ぶ会が企画されることが多いからです。家族が固辞する場合には行われませんが、所属する会社や事務所などの意向によって、後日お別れ会が盛大に行われることのほうが多いと言われています。著名人はなかなか密やかな葬儀は行われないようです。