日本の葬儀は昔から家の長男が取り仕切ることになっています。これは江戸時代から連綿と受け継がれている日本の美しい伝統です。この話しは江戸時代の徳川家康にさかのぼります。家督相続争いが起きないようにするために、徳川家康が知恵を絞って考え出したのが、長男が家督相続をするというシステムです。
遺産相続も従って全て長男によりなされるのが伝統となってきています。今ではそれは移り変わろうとしています。今は平等の世の中ですから、残された遺族全員で均等に遺産を分配するのが正しい方式となっているようです。
しかしながら土地などの不動産では分割相続するのが難しいのではないでしょうか。やはりそれは家の長男が引き継ぐのが正しいやり方であると考えられます。葬儀で一番大切なのは喪主の挨拶ではないでしょうか。葬式のハイライトは喪主のスピーチであるということもできます。
これに関してはひとつだけ注意点があります。その昔聖パウロが残していった言葉が参考になります。心に愛がなければ、どんなに美しく着飾った言葉も相手の心に響かないということです。葬儀のスピーチでもこれと全く同じことが言えます。
どんなに美しく着飾った言葉も、心に愛がなければ、それは無意味なことです。一番大切なのは挨拶に心がこもっているかどうかではないでしょうか。