浄土真宗には宗派が大きく二つに分けられる事が多くなっています。一つは西本願寺でありその対局が東本願寺にあたります。真宗の中でも親鸞和尚の教えを受け継いだ蓮如上人の布教の流れを強く受け継いでいるのがお東さんと関西で呼ばれているこの宗派です。
この宗派は真宗大谷派と呼ばれ関西では非常に多くの門徒を構える宗派となっています。真宗大谷派の葬儀には他の宗派と異なる特徴があります。一目でこの宗派とわかるのが線香です。この宗派では線香を折って横に寝かせて炊きます。
その線香で焼香を行う際には焼香を額にいただく所行は行いません。よって焼香の仕方が他の真宗の宗派と異なってきます。お経は基本的には般若心経を唱えません。手を合わせてお祈りする際には南無阿弥陀仏と唱えます。
葬儀が終わった後に各家庭などで祀る仏壇もこの宗派には特徴があります。仏壇にはお釈迦様ではなく阿弥陀仏を祀る点もこの宗派の特徴となっています。位牌に明記されるのは戒名ではなく法名である点もこの宗派の特徴となっています。
浄土真宗には大きく東さんと西さんの2つの宗派が多くなっています。葬儀などに列席する際に、どちらの宗派かを見分ける事は、線香と仏壇を見る事で判断する事が可能です。