新社会人朝倉の知っておきたかった葬儀の知識

浄土真宗、東本願寺、大谷派の葬儀の特徴とは

2019年09月27日
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仏教の中には、大まかな宗派で分かれています。例えば、空海が開いた真言宗や、日蓮が開いた日蓮宗などです。日本の仏教界において、最人数級の信者を抱えるのが、浄土真宗本願寺派です。この宗派も、大きく2つに分かれており、西本願寺派と東本願寺派、またの名を大谷派です。

大谷派の本山は、京都にあり、お東さんと呼ばれている場合もあります。大谷派に限った話ではありませんが、浄土真宗、浄土宗は、念仏を唱えれば誰もが極楽浄土に旅立てる考え方を持ち合わせています。そのため、大谷派の葬儀は、死装束を個人に着用させません。

死装束は、故人に亡くなった自覚を持ってもらう目的などがある場合もありますが、亡くなれば極楽浄土に旅立てる考え方から必要性が無いと考えているためです。一般的に葬儀は、別れの儀式としての意味合いがありますが、大谷派は、考えが違い、人は必ず死を迎える中で再来が待ち受けているため告別式とは呼びません。

この様な考え方を持ち合わせているため、葬儀に参列する際の喪服などの意識も強くはなく、目立たない程度の平服でも良いとされています。ただし、大谷派の信者数は仏教界の中でも、最大数の人数におよびます。様々な人が参列しやすくあるため、参加される場合は、一般常識的なマナーを心がけるのも大切です。


 

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