葬式のお布施の相場と菩提寺の必要性
2019年09月23日
仏教の葬式の場合、信仰している宗派に応じたお寺から僧侶に来てもらい、お経を上げてもらいます。その際に、お礼として僧侶に支払う金銭のことをお布施と呼びます。ところが、お布施には決まった額というものが無く、依頼主の気持ちで包む習慣になっていることから、いくら包めば良いのか悩んでしまいがちです。
一般的に、葬式のお布施の相場は15万円?20万円程度と言われています。しかしながら、地域によって差があるほか、お寺の格式によっても大きく変動することが珍しくありません。また、葬儀会社がとりあえず派遣してくれる僧侶に対するお布施は、先に述べた相場よりも安くなる傾向があります。
ただし、このようなその場しのぎの派遣の僧侶とは、長くお付き合いしていくことができません。仏教では葬儀が終わった後にも、初七日、四十九日、初盆、一周忌などの法要が立て続けにあります。その都度、お経を上げていただく僧侶を探すのは大変な手間になるので、できれば永代供養してもらえる菩提寺とのお付き合いをしていくのが良いでしょう。
現時点で菩提寺を持っておらず、探すあてもないという方は、葬儀会社の相談窓口を利用するという方法があります。生前にめどを付けておくと、遺族への負担を減らすことができます。