お仏壇へのお参りにも作法があり、故人と自分との対話の場にもなりますし、人間と直接会話をするわけではないだけに、自分自身のことを見つめ直すためにもお参りをすることは大切です。ご先祖様のためのお参りでもある半面で、遺族たちのためでもあります。
宗派によりお参りの仕方には違いはあるものの、手順として基本となる部分はそれほど大きい違いはありません。お参りは仏壇の前に正座をして座り、お位牌ではなくてご本尊に一礼をします。御供花代や御仏前などお供え物をしますが、文字は自分で読める方向でのお供えです。
ろうそくや線香に火をともして、手を合わせるお参りをして、最後に一礼して終わりになります。実家から離れてくれしていると、ご先祖様へのお参り自体忘れてしまうかもしれません。ですが自宅にお仏壇があるならば、できるだけ毎日ご挨拶をする方が良いですし、朝晩のお参りをするのも良い習慣です。
今自分たちがあるのもご先祖様たちがいてくれたおかげであり、おはようございますやおやすみなさいのあいさつと共に、ありがとうございますの感謝の言葉を、ご先祖様に毎日伝えることがでるのは理想といえます。お供えに関しては何か用意するなら、季節の果物をしばらく置いて家族でそのあとでいただくとか、日持ちするお菓子をお上げしてその後家族で頂いても構いません。