長い人生の中でも滅多にないことですが、実際に執り行うとなればよく考えなくてはならないのが葬儀です。葬式を執り行う立場となれば悩むのが、金銭面の負担ではないでしょうか。経済的な問題から葬式を執り行うことが難しいと感じている家庭も少なくはありません。そのことから家族葬など規模の小さな葬儀も増えていますが、家族葬とはいってもある程度はまとまった費用が必要になってきます。しかしお金がないからといって、葬式を執り行わないというわけにはいかないのではないでしょうか。
浄土真宗には宗派が大きく二つに分けられる事が多くなっています。一つは西本願寺でありその対局が東本願寺にあたります。真宗の中でも親鸞和尚の教えを受け継いだ蓮如上人の布教の流れを強く受け継いでいるのがお東さんと関西で呼ばれているこの宗派です。この宗派は真宗大谷派と呼ばれ関西では非常に多くの門徒を構える宗派となっています。真宗大谷派の葬儀には他の宗派と異なる特徴があります。一目でこの宗派とわかるのが線香です。
葬儀が終わると法要を行わなければなりませんが、その中には盆法要もあります。盆休みには実家で過ごすという人が多いかもしれませんが、盆法要ではいったいどのようなことを行うのでしょうか。伝統的なしきたりでは、精霊棚を用意したり仏壇にお供え物を置いたりします。また夕方になると盆提灯に火をつけたり迎え火を焚いて、先祖が迷わずに戻ってくることができるようにします。お供え物には夏野菜や果物をなどを準備し、きゅうりやなすびに爪楊枝などで足を付けて精霊馬や精霊牛を作ります。
葬式のお布施の相場や渡し方については、初めての人にとってなかなか分かりづらいことがあります。そのため、葬式に向けてしっかりと不安を解消したい場合には、各地の葬儀業者に設置された専用の相談窓口に問い合わせをすることがおすすめです。個別対応がしっかりとしている葬儀業者の中には、戒名の名付けの費用について様々な観点から詳しく説明してくれるところが多くあり、地域住民にとって頼れる存在として位置づけられるようになっています。